DH ROBOTICS / 製品選定

Linear Coil Actuator

リニアコイルアクチュエータ

高速・高精度の直動/回転動作と、ワークを傷めにくい精密な力制御。用途、ストローク、推力からシリーズと型式を比較できます。

±5 g

力制御精度(代表値)

0.5 μm

ストローク分解能(最大)

±2 μm

位置決め繰返し精度(最大)

10 mm

最小製品厚さ

シリーズ概要

5シリーズを用途で見分ける

直動のみ、直動+回転、クローズドループ力制御など、必要な動きからシリーズを選びます。

VLA

薄型リニア・ボイスコイル。高速タッチ、検査、精密ピック&プレース向け。

ストローク
15-25 mm
最大推力
30 N
特長
薄型 10 mm

DLARA

リニアモータとサーボ回転を一体化。中空軸、真空吸着、長ストロークに対応。

ストローク
25-60 mm
最大推力
64 N
回転
2,000 rpm

DLSRA

リニアモータと閉ループステッピング回転を組み合わせ、組立、挿入、搬送に対応。

ストローク
25 / 50 mm
最大推力
27.5 N
回転
800 rpm

DLE

高エネルギー密度の直動モジュール。高速スキャン、精密圧入、移載向け。

ストローク
30 / 50 mm
最大推力
54 N
最高速度
1.6 m/s

VLM

クロスローラガイド採用の円形VCM。微小荷重の閉ループ力制御に対応。

ストローク
10 mm
最大推力
30 N
力精度
最小 ±0.3 g

型式比較

標準型式を横並びで比較

シリーズを選ぶと表を絞り込めます。連続推力・ピーク推力は保護ばねなしのモータ出力です。

シリーズを選択

シリーズ型式ストローク連続推力ピーク推力最高速度推奨負荷外形寸法質量
VLAVLA-10-20(真空)20 mm1.8 N4 N0.8 m/s< 30 g85×58×10 mm130 g
VLAVLA-16-1515 mm3 N6 N0.7 m/s< 80 g80×55×16 mm190 g
VLAVLA-16-15(真空)15 mm3 N6 N0.7 m/s< 80 g100×62×16 mm220 g
VLAVLA-25-2525 mm6 N11 N1.0 m/s< 150 g120×60×25 mm510 g
VLAVLA-30-2525 mm12 / 16 N24 / 30 N1.0 m/s< 250 g140×75×30 mm860 g
DLARADLARA-16-2525 mm6 N15 N1.0 m/s< 100 g185×98×16 mm700 g
DLARADLARA-16-4040 mm6 N15 N1.1 m/s< 100 g200×98×16 mm770 g
DLARADLARA-20-2525 mm8 N24 N1.0 m/s< 100 g185×110×20 mm935 g
DLARADLARA-20-4040 mm8 N24 N1.3 m/s< 100 g200×110×20 mm955 g
DLARADLARA-20-6060 mm8 N24 N1.8 m/s< 100 g225×110×20 mm1,140 g
DLARADLARA-25-2525 mm10 N27.5 N1.0 m/s< 150 g185×122×25 mm1,115 g
DLARADLARA-25-5050 mm10 N27.5 N1.7 m/s< 150 g210×122×25 mm1,265 g
DLARADLARA-35-5050 mm19 N64 N1.6 m/s< 300 g250×138×35 mm2,370 g
DLSRADLSRA-25-2525 mm10 N27.5 N1.0 m/s< 100 g185×122×25 mm1,170 g
DLSRADLSRA-25-5050 mm10 N27.5 N1.4 m/s< 100 g210×122×25 mm1,290 g
DLEDLE-79-3030 mm18 N54 N1.2 m/s< 1,000 g*130.5×79×26 mm790 g
DLEDLE-79-5050 mm18 N54 N1.6 m/s< 900 g*180.5×79×26 mm970 g
VLMVLM-50C-10 / VLMF10 mm10 N30 N0.8 m/s< 50 g105×55×53.5 mm650 g

選定手順

6段階で候補を絞ります。

01

シリーズ

直動のみ/直動+回転、ボイスコイル/リニアモータを決める。

02

サイズ・ストローク

装置寸法、可動範囲、取付方向から候補を絞る。

03

エンコーダ

必要な分解能・繰返し精度に合わせて磁気式/光学式を選ぶ。

04

動作条件

負荷、必要推力、力制御精度、タクトを確認する。

05

使用環境

電源、空圧・真空、取付方向、安全率を確認する。

06

駆動・ケーブル

コントローラ、通信方式、ケーブル長を確定する。

用途

精密接触を量産工程へ。

01

壊れやすい部品のピック&プレース

チップ実装やカメラモジュール組立で、低荷重の接触と高速な直動・回転を両立します。

02

電子部品・スイッチ検査

タッチパネル、キーボード、車載スイッチを多点・高頻度で測定します。

03

電池厚み測定

設定荷重に達した位置から厚みを算出し、高頻度の測定に対応します。

04

精密部品組立

圧入、コネクタ嵌合、レンズ組立などで位置と力を同時に管理します。

ケーブル施工

寿命を左右する8原則

ドラッグチェーンの推奨曲げ半径は8D以上を基準に、実際のケーブル仕様を確認します。

  1. 1

    固定配線は直出しまたは90度曲げとし、張力、急曲げ、大きな振れを避けて固定する。

  2. 2

    モータとケーブルが相対運動する場合は十分な余長を確保し、横振れを小さくする。

  3. 3

    ドラッグチェーン出入口の両端を曲げ部から離して固定し、張り過ぎとたるみを避ける。

  4. 4

    隣接ケーブルが交差・接触しやすい場合は、仕切りを設けて摩耗を防ぐ。

  5. 5

    ケーブルを重ねず、横置きではケーブル径のおよそ10%の空間を確保する。

  6. 6

    エアチューブや硬い配線とは仕切りで分離し、圧迫と摩耗を防ぐ。

  7. 7

    敷設時にケーブルをねじらず、巻き癖を解消してから配線する。

  8. 8

    ドラッグチェーン内の重量を左右均等に配分し、片側への偏りを避ける。

故障モード主な原因
導体断線余長不足による張力、過大荷重、曲げ範囲内での固定。
ねじれ・絶縁損傷曲げ半径不足により内外周へ圧縮・引張応力が蓄積。
シース摩耗設置不良、ケーブル選定不良、周囲との空間不足。
シールド/EMC不良不適切なシールド角度や機械荷重によるシールド層の損傷。

Q&A

導入前のよくある確認

対応する制御方式は?

EtherCAT、Modbus、CANopen、パルス制御などに対応します。PROFINET、CC-Linkは変換ゲートウェイが必要です。

取付方向による違いは?

ロッド下向きの垂直取付が標準推奨です。水平またはロッド上向きでは、出力条件や内部ばねの扱いを確認します。

ロッドに横荷重をかけられますか?

直動型は摺動時の横荷重を2 N未満に抑えることを推奨します。直動回転型には横荷重をかけないでください。

ソフトランディングとは?

低推力でワークへ接近し、位置偏差から接触を検出して過大な押付けによる損傷を抑える機能です。

力制御精度は?

定格負荷時の開ループは一般に±10 g以内、一部型式は±5 gです。力センサを使う閉ループ仕様は最小±0.3 gです。

分解能・繰返し精度・絶対精度の違いは?

分解能は検出できる最小変化、繰返し精度は同条件で繰り返したときのばらつき、絶対精度は目標位置と実位置の近さです。

制御ケーブル長は?

標準は1 m、3 m、5 m、7 m、10 mの構成があります。型式とドライバの組み合わせをご確認ください。

第三者製ドライバは使えますか?

使用可能な場合がありますが、モータ、エンコーダ、ケーブルの互換性確認が必要です。事前にご相談ください。

選定相談

取付方向、負荷、タクトから候補型式を絞ります。

詳細仕様と正式な発注仕様は、最新の承認図・見積仕様でご確認ください。

資料請求・導入相談